2012年5月7日月曜日

ヤンバルクイナの宿 アダ・ガーデンホテル 宿泊記

ヤンバルクイナ

沖縄本島北部の国頭村安田(アダ)にあるホテル、アダ・ガーデンホテルに宿泊しました。前々から北部に泊まりたいと考えていたところ、ゴールデンウイークの間際でも空きがあり予約に至りました。

那覇からは、高速に乗って終点「許田IC」からさら58号線を北上、道の駅ゆいゆい国頭で一服した後、県道2号に入り東海岸から西海岸へ横断します。うっそうとした森の中の一本道を走っていると、途中から、飛び出し注意「ヤンバルクイナ」やカメ注意「琉球山亀」の看板が出てきます。と、突然白壁に赤い屋根の西洋風ホテルが出てきます。周りはヤンバルの森で何ともミスマッチ。

さてホテルとしては古くからあり何代もオーナーが代わっているようです。部屋はオートロックではなく、ツインベットの間にラジオとライトの調光機がある大昔のホテルの様式です。バスタブも深くシャワーと湯船用にそれぞれにお湯と水のハンドルが計4ヶあるというものです。割と清潔に手入れされているので、歴史は感じるものの不快になること無く使えました。タオルにはALLAMANDAの文字が。。。今のオーナーまたは協力者が同じ系列なのかな?

この日はホテルにチェックインしてから、沖縄本島最北端の辺戸岬あたりで夕日を探してウロウロ。残念ながら梅雨入りしたばかりで夕日は見ることができませんでした。しかし、ホテル近くでヤンバルクイナに遭遇することが出来ました。ホテルの人に聞くと、今は繁殖期でとっても活発に動く時期なのだそうです。朝6-8時、夕方、それから雨上がりに遭遇確立が高いそうです。それにしても県道脇をヒョコヒョコ歩いているとは。。確かに交通看板通り「飛び出し注意」です。

ヤンバルクイナさて今回は夕食付のプランで宿泊しました。夕食はコースメニューで、

前菜盛合わせ(サーモンマリネ、コマ貝の海人ブロン、マグロのタルタル)
フォアグラのソテー
沖縄県産季節のスープ(カボチャ)
近海地魚のポワレ
牛ひれ肉のグリル
チーズケーキ

をいただきました。ワインリストをみるとワインはボトルで2000円ととってもリーズナブル、中でも力を入れているのは明らかに泡盛。そりゃ沖縄の地のお酒は泡盛なので気合が入るのは泡盛だよな。と感じて、ホテルから一番近くの酒蔵:田嘉里酒造のお酒にしました。

ヤンバルの森に建つ洋館風にデザインされた古いビジネスホテルでイタリヤ民謡と韓国民謡のBGMの中、フレンチ風のフルコースを泡盛でいただく。こんなけミスマッチが続くとこりゃまた乙なもんです。メニューを見たとき一番期待出来なかったフォアグラが結構いいフォアグラでした。

残念だったのは、夜から朝にかけて激しい雷雨になったことで雷鳴に睡眠を邪魔されましたが、さすがに鉄筋構造ですので何の不安もなく眠れました。(この豪雨のおかげで翌日古民家で食べるはずの沖縄そば屋が雨漏りのため店を開けられなくなり食べられなくなりました。)翌日は朝食後に快晴になり雨後のヤンバルクイナに出会えました。

何もかもがミスマッチでヤンバルクイナに出会えて満足するという、なんとも不思議な感覚のホテルでした。

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